エンジンチェック(JW2)


先日の耐久レースでトラブルに見舞われたエンジンのチェックを行いました。




作業内容

 

とりあえずエンジンの圧縮を測ってみたところ、3気筒あるうちの2つは11.5〜12s/cm2ありましたが、残り1つは圧縮0s/cm2。

明らかに1気筒死んでいます(泣)

 

どこが問題なのかを調べるために、エンジンヘッドカバーをはずしてみることに。ヘッドカバーは赤丸のボルトと緑丸のホースをはずせば簡単に取り外すことができます。

 

これは取り外したヘッドカバーです。一見軽くオイルにじみがあるなぁって感じですが、裏返すとドロドロ・・・。

もらい物のトゥデイとはいえ、これはひどい(汗)


右から二番目のバルブスプリングに注目


スプリングリテーナーがない・・・


落ちていたスプリングリテーナー


こんな金属片が・・・、どこの?


かなり見難いですが、ロッカーアームが・・・

 

 

こちらがエンジンヘッドです。これも汚い・・・。

 

 

 

 

 

とりあえず異常はないか眺めていると、異常発見!バルブスプリングを留めているスプリングリテーナーがひとつなくなっています(汗)

 

 

 

 

 

一体どこに?と思ってエンジンヘッド内を探し回るとスプリングリテーナーを発見!しかし、これを止めているコッターピンが見つかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジンヘッドをくまなく探してみるも結局見つからず、代わりに別の金属片を発見(汗)どうやらローカーアームの一部も欠けてしまったようです。

 

 

 

 

 

 

とりあえずは、原因判明。バルブスプリングがはずれてしまってバルブが開きっぱなしになったため圧縮が抜けてしまったのでしょう。幸い一箇所だけなようなのでエンジンヘッドをばらして組みなおせば安くで直りそうです。ということで空いた時間を利用してコツコツばらしていこうと思います。ちなみにエンジンヘッドから無くなってしまっていたコッターピンのことは無視する方向で。

 

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