エンジンヘッドオーバーホールF


カムシャフトを取り付けてエンジンヘッドを載せるところまで作業を進めました。



使用工具

・メガネレンチ(スパナ)  
・(ディープ)ソケット  
・マイナスドライバー  
・エクステンションバー  
・スピナーハンドル  
・トルクレンチ  
・シックネスゲージ  
・液体ガスケット  



作業内容

 

カムホルダーやロッカーアーム一式を取り付けます。

 

 

 

 

 

 

そのときにバルブクリアランスを調整するアジャストスクリュー(赤丸)を緩めておきましょう。真ん中のネジでクリアランスを調整して、その周りのボルトでネジを固定するという仕組みになっています。

 

 

 

 

 

そして、Oリングも交換しておきます。

 

エンジンヘッドにカムシャフトを乗せて、その上から先ほどのロッカーアーム一式を取り付けます。このとき各バルブスプリングやカムシャフト、ボルト、ナットの座面、ロッカーアーム接触面にオイルを塗っておきます。そしていちばん両サイドのカムホルダーのヘッド合わせ面には液体ガスケットを塗ります。液体ガスケットを塗る部分にはオイルが着かないように注意しましょう。写真はないのですが、カムシャフトにオイルシール(円形のパッキン)も装着しておきましょう。小さいスプリングがついているほうが内側です。そしてボルトで既定トルク(2.0〜2.4Kg-m)にて取り付けます。ボルトは中心から対角線状に少しずつ締めていきましょう。



 

カムシャフトとデスビを取り付ける部分とウォーターラインも装着します。

これもエンジンヘッドとの接触面に液体ガスケットを塗っておきました。

 

ドリブンプーリーを既定トルク(5.4〜6.0Kg-m)で締め付けて、一番ピストンを圧縮上死点に合わせておきます。

 

シックネスゲージを使ってバルブクリアランスを調整します。

バルブクリアランスは冷間時に測定します。Exバルブ0.25〜0.29o、Inバルブ0.15〜0.19oです。

 

いよいよエンジンヘッドの載せる作業です。

あらかじめガスケットとの接触面は綺麗に磨いておきましょう。

 

 

 

 

まず、エンジンブロックにヘッドガスケットとインマニのガスケットをセットしておきエンジンヘッドを装着します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとはエンジンヘッドボルトを既定トルク(5.7〜6.3Kg-m)で中心から対角線状にすこしずつ締めていきます。そしてインマニのボルトも締めます。

 

エンジンヘッドに接続する配管や、ラジエターホース、その下のセンサーなどの外したパイピング類を忘れずに取り付けて本日の作業は終了です。

 

戻る