エンジンオイル交換(上抜き)


最も基本となる車のメンテナンスのうちのひとつがエンジンオイルの交換です。エンジンオイルの働きとしてはエンジン内部の保護、冷却、洗浄などが挙げられます。しかし、走れば走るほどエンジンオイルは汚れていき、本来の性能を発揮できなくなります。古くなったオイルをずっと使っているとエンジン自体に傷が入りパワーが出なくなったり、ひどいときには壊れてしまいます。そうなれ数十万円の出費は覚悟する必要があります。交換は一般的に3000〜5000qごとと言われていますが、もし距離を走っていない場合でもオイルは日が経つごとに酸化して劣化しますので3〜6ヶ月に一度は交換が必要です。

尚、交換する際にはオイルを上から抜く方法と下から抜く方法があります。今回は上から抜く方法を紹介します。

用意したもの

・エンジンオイル  
・手動式オイルチェンジャー 下の写真のものです
・ウエス  



作業の前に数分間アイドリングをしてエンジンオイルを軽く温めておきましょう。


作業内容



 

@古いエンジンオイルを抜く

写真の赤丸内にあるオイルゲージを抜きます。

 

 

 

 

 

そこに手動式オイルチェンジャーのチューブを挿し込みます。

 

 

 

 

 

奥までチューブを挿せたら、オイルチェンジャーのハンドルをポンピングします。するとチューブを伝って黒く汚れたオイルが吸いだされてきます。一度ポンプの中にオイルが流れ始めると後は何もしなくてもどんどん吸い出されてきますので、全部抜けるのを待ちましょう。

 

 

 

 

全部抜けた後はチューブを抜いてオイルゲージを戻しておきます。

 

 

A新しいオイルの注入

オイルが抜けたら、新しいオイルを写真の緑丸の部分から注入します。このときオイルジョッキがあれば便利ですが、今回はペットボトルを半分に切ってジョウゴにしました。

 

 

 

 

入れるオイルの量は車種によって違ってくるのであらかじめ調べておきましょう。抜けたオイルの量でも分かりますが…。オイルを注入したらエンジンヘッドのキャップを閉めます。もし、キャップを閉めずにエンジンをかけたら、飛び跳ねてくるオイルで汚れてしまいます。

 

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Bオイル量のチェック

オイルを入れたら数分間アイドリングをしてエンジンオイルを循環させます。そして、エンジンをとめてオイルゲージでオイル量を確認します。EとFの間かFの所まで入っていたらOKです。少なかったら足しておきましょう。これで作業は完了です。

 

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