備北サーキットフリー走行
(2005.11.13)



天気:晴れ(霧?)時々曇り

この日の車のスペックはこちら

備北サーキットのフリー走行に行ってきました。

今回のフリー走行の目的はトゥデイのシェイクダウンです。今後、改造していくにあたりとりあえずドノーマル状態で走らせてみて、エンジン、足回り、その他の諸々の調子を把握しておこうという感じです。その方が改造したときに違いが分かるしね。あとは、普段まったくといっていいほど乗らないので、車に慣れるといった目的もかねています。ちなみに今回は前日の夜から出発し、トゥデイで地道を自走して目的地までいき、そのまま大人二人で車中泊というハードプランで行ってきました。



 

8時過ぎにサーキットにはいりました。フリー走行は8時半からということなので、それまでは荷物を降ろしたり、エンジンオイルをチェックしたりしながらサーキット走行の準備をします。もうこの時点ですでに疲れ気味です。

 

8時半からフリー走行開始です。誰も走り出さないので先頭をきってコースイン。タイヤが冷えているのと、はじめてでコースがよく分からないということもあり、まずはゆっくり一周します。

 

 

 

 

二周目から徐々にペースを上げていったのですが、さすが17年物の純正ショックだけあってロールしまくりです。今日は街乗りのエコタイヤだったのですが、これがスポーツラジアル等のグリップタイヤだったらおそらく横転していただろうってほどのロールっぷりでした。

 

ここで今後の参考にする為にラップ計測をすることに、もちろん手動計測です。で、ベストラップは46秒台前半。同じ日に走りに来ていたトゥデイをはじめ他の軽四のラップはだいたい38〜40秒台でした。ミニサーキット一周でこれだけ差がでるようでは勝負になりませんねぇ…。まぁ、他の車は来週の耐久レースの最終調整って感じで一通り改造しているみたいだし、排気量も660ccなので車の完成度が違うといえば違うのですが。とりあえずは足回りをかえてみてロールを抑えないとダメですね。

 

 

ちなみに今日はラップが遅いほかにももっと深刻な問題に見舞われました。なんと水温が上がりすぎるのです。確かにサーキットではエンジンを回しまくるので水温は上がりやすいのでしょうけど、上がり方が普通ではありません。コースインしてタイヤが温まったころには水温も温まっており水温計は100℃をさす始末。よって周回できても5〜6周です。一時ピークで110℃をさしたこともありました。外周を普通に流してきたら80℃ほどに落ち着くんですが…。エンジンルームをチェックしてもクーラントは漏れてないし、ファンも回っています。いくらラップが速くなっても何周も周回できなければ耐久レースにならないので、これは深刻な問題です。早急に解決する必要がありそうです。


ブレてしまってますが半分ほどまで下がってます

 

良い点も悪い点も含めいろいろな収穫を得て本日のフリー走行は終了ということで少し早めの15時頃にサーキットを出発して帰路につきました。帰りは高速道路で帰ることにしました。

4速80q/hほどで高速道路を走ること数十キロ、ふと水温計を見るとなんか徐々に水温が上昇してきています。はじめはちょっとドキドキしながら見て見ぬ振りして走っていたんですが、ちらちら見るうちに

90℃、95℃、100℃、105℃・・・

だんだん上昇してくるではありませんか!それと同時に俺の心拍数も急激に上昇。そしてふと純正水温計を見ると…、

あっ!!

普段は真ん中あたりで動かない水温計がどんどん上昇してきます。写真では3/4ほどですが実際はもう少し上昇しました。これは誰が見ても明らかに緊急事態です。慌ててもしょうがないのですぐさま全開でヒーターオン!するとみるみる純正水温計がさがってきました。ヒーターの威力を改めて実感させられました。しかし追加メーターの針は90℃前後で留まっています。とりあえず最寄りのパーキングに入ってエンジンルームをチェックすることにしました。

エンジンルームをチェックしたところクーラント漏れはないようです。が、リザーバータンクの水量があふれそうなくらい増えています。エンジンオイルも量は十分ですが粘度がサラサラで水のようになっています。しばらく経つとリザーバータンクの水量は元に戻っていました。とりあえずこのまま水温の様子を見ながら高速道路を走行して帰ることに。しばらく進んでパーキングで休憩というのを繰り返してなんとか神戸付近のパーキングまで戻ってきました。この時点でアイドリング時の水温が90℃(以前は80℃)になっています。エンジンオイルも超サラサラです。ちょうど高速道路も大渋滞で流れがストップしていたので、少しでもエンジンをいたわる為に急遽高速道路のパーキングで持ってきていた新しいエンジンオイルに交換することにしました。先日交換したばっかりのオイルがすでに真っ黒です。エンジンオイル交換後は純正水温計の動き方がましになった感じです。その後は夜になって外気温も下がってきたせいか水温の変動もましになり、無事自走して帰ることができました。



なかなか大変な一日でしたが、エンジンを潰さずに帰ってこられただけよかったです。とりあえず今後は早急に水温上昇の原因をみつけて改善する必要がありそうです。

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