冷却水交換



用意するもの

・新しい冷却水  
・冷却水を受ける器  
・ペットボトル  加工してエア抜きに使います。なくても可。


使用工具

・ペンチ

ドレンコックがネジ式の物はドライバー



作業する前に水温が十分に下がっていることを確認しましょう。

作業内容
 

 

まずは冷却水を抜きます。車を下から覗くとラジエタ下部にドレンコック(赤丸)があるので、コックを緩めて取り外します。

 

 

 

 

 

冷却水が出てくるので洗面器か何かで受けておきましょう。冷却水の垂れ流しはいけませんので。ドレンコックから冷却水が流れ出したら、エンジンルームのラジエターキャップをはずします。冷却水が勢いよく出てくるので全て排出されるのを待ちましょう。

 

 

ドレンコックから冷却水が排出されきったら、ラジエター内を洗います。水で洗ったり専用の洗浄剤で洗ったりと方法はいろいろありますが、比較的簡単にできる方法を紹介します。ひとつはドレンコックを開けたままラジエターキャップ部からホース等で水を流し続け排出される水が透明になるまで続ける方法。もうひとつはラジエター内に水を貯めた状態(ドレンコック・ラジエターキャップを閉める)でエンジンを掛けてある程度循環させた後に排出するという作業を排出水が透明になるまで続けるという方法です。前者はラジエター内だけしかきれいになりません。後者は完全に洗えますが、サーモスタットが開くまでアイドリングをしないとエンジン内部まで循環されないので、結構時間がかかります。リザーバータンクも洗っておきましょう。

 

 

後は冷却水を入れてエア抜きをするだけなのですが、ここでエア抜き用のペットボトルが活躍します。作り方は簡単です。二?のペットボトルの底を切り取り、先端のキャップ部にはビニールテープを適当にグルグルと巻きます。真ん中あたりにはホースを止めるためのガムテープか何かを用意しておきます。

 

 

排出が終わるとドレンコックを閉めこみます。ラジエター上部に先ほどのペットボトルを差込み、冷却水をペットボトルの真ん中あたりまで流し込みます。このときリザーバータンクへと続くホースをペットボトルの側面に止めておきます。これをしないとホースから水が流れ出てしまいます。冷却水の濃度は地域によって違ってくるようなのでメーカー指定の濃度で入れましょう。あとはヒーター(A/Cではありません)をMAXでかけてしばらくアイドリングさせておけばOKです。ラジエターから気泡が出てきてペットボトルの水面が下がってきますのでなくならないように注ぎ足していきましょう。気泡が出てこなくなりクーリングファンが回りだしたらエア抜きはOKです。ペットボトルの側面に貼り付けたホースをリザーバータンクにもどすとペットボトル内の余分な冷却水がリザーバータンクに流れます。あとはラジエターキャップを閉めて、リザーバータンクにも冷却水を補充(MinとMaxのラインの間)して作業完了です。

 NOW  PRINTING

 

エア抜きの方法ですが純正で設置されているエア抜きボルトから抜く方法もあります。ペットボトルを設置してアイドリングをするとこまでは同じなのですが、アイドリング中にエンジンからインマニあたりに設置されている(車種によって違う)エア抜きボルトを緩めます。するとボルトの隙間からエアの混じった冷却水がでてきます。この冷却水からエアが無くなったらボルトを締めるという方法です。車種によってはラジエター側からではなかなかエアが抜けないという車もあります。そんな車種の場合はこちらのほうが間違いなく便利です。残念ながら写真はありません。写真をとる機会があればまた更新します。

戻る