タコメーター付き純正メーターへの交換


スポーツ走行には速度計よりもタコメーターが役に立つのですが、現在の車には速度計しかついていません。同じトゥデイでもスポーツモデルにはついているのですが・・・。タコメーターをつけるには社外品を後付するか、スポーツモデルの純正メーターを流用するしかありません。そんな中、解体屋でトゥデイXの純正メーターを1000円でゲットしたので、交換することにしました。

用意したもの

・トゥデイX用純正メーター 解体屋で1000円くらい
・導線  
・分岐タップ  
・ハンダ  ギボシでも可能


使用工具

・プラスドライバー  
・ハンダ 電工ペンチとギボシでも可能


作業内容

 

@まず純正メーターを取り外すためにメーターフードを外します。メーターフードは4つのネジで止められています。メーターの上に2つと下に2つです。

 

Aメーターフードを外したら純正メーターを止めているネジが4本見えますので、これを緩めます。


 

B続いて純正メーターを前に引き抜くのですが、普通に引っ張ってもとれません。純正メーター裏には速度センサーや各種カプラーがついているのです。カプラーに関しては多少のゆとりがあるので取り付けたままで大丈夫なのですが、速度センサーには全然ゆとりがないので先に取り外さないと純正メーターははずれません。

速度センサーのカプラーは左の写真のようになっているので黒いつまみを摘んで外さなければいけません。ちなみにつまみを摘むには運転席の足元から手を伸ばして手探りで摘まなければいけません。今回は2人で作業をしたので、俺ががんばってつまみを摘んで、もう一人にメーターを引っ張ってもらいました。

 

C純正メーターをはずした後です。真ん中に速度センサーがあり、両サイドにカプラーがあります。

 

D外した純正メーター(上)とトゥデイXのタコメーター付き純正メーター(下)の裏側です。カプラーのひとつと速度センサーの取り付け位置が微妙に違います。カプラーの大きさは同じなので、それぞれの位置にカプラーをとりつければ交換はオッケーです。が、元々の純正メーターにはタコメーターが付いていないので、純正カプラーにはエンジンの回転信号のセンサーがありません。なので、そのまま取り付けてしまうとタコメーターは動きません。よって、カプラーに少し手を加えます。


 

E左の写真はトゥデイXのタコメーター付純正メーターについていたカプラー(一番上)と、元々今のトゥデイについているカプラー(上から二番目)です。二つを比べると導線の数が違います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

違うのはこの二つです。このうち青い方の導線が回転信号を取る配線です。カプラーと配線は細いマイナスドライバーを使えば簡単に外せるので、青い配線を取り外して元々付いているカプラーの同じ位置に差し込みます。


 

F続いて回転信号を取ります。車によってはコンピューターから回転信号を取れたりするのですが、トゥデイの場合はよく分からなかったので、エンジンルームから取ることにしました。回転信号は分岐タップを用いて取り出します。

 

G回転信号を取った導線は水温計の導線と一緒にボンネットとフェンダーの隙間から室内に通しました。

赤い導線が水温計で、黒い導線が今回の回転信号の配線です。


 

Hあとはカプラー側の青い導線とエンジンルームからの導線を接続させて回転信号の取り回しは完成です。導線の接続はギボシでもいいのですが、今回はハンダで固定しました。

 

Iあとはメーターにカプラーと速度センサーを付けて、取り外したときと逆の手順で組み付ければ完成です。

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