中山サーキット四時間耐久レース
(2006.3.12)



天気:雨のち曇り

この日の車のスペックはこちら

ついに迎えた2006年度第1戦。今年度から本格的に耐久レースに参戦です。この三ヶ月で準備はばっちりといいたいとこですが、いろいろ忙しくてレギュレーションに合わせてロールバーとバケットシートを組んだだけです(汗)付け焼刃で直前にプラグも交換しましたが・・・。ようするに辛うじて本戦出場にこぎつけた状態です。さながら同日にデビューを迎えるスーパーアグリF1チームです。しかも当日のメンバーは2人だけで、レースカーであるトゥデイ一台で自走にて出撃です。とりあえず完走を目指します。また、前回のビギナー50分体験耐久ではフルノーマルで参加し1‘30“268のラップタイムを記録したのですが、ラップタイムを何秒縮められるかも楽しみです。



 途中のコンビニにて

 

今回は早起きして午前3時に出発です。前回は前日に出発して現地近くで車中泊したんですが、今回はメンバーが2人なのでトゥデイ一台での移動です。当然、車中泊でゆっくり休むことは無理なので、家で寝て早起きして出発することになりました。レースカー一台で自走していくのもどうかと思いますが・・・(汗)休みなく走り、約三時間かけて前回も立ち寄ったコンビニに到着です。すでに三時間耐久レースをした気分です(笑)到着したころにはすっかり雨模様です。ここで休憩&朝ごはん&一日の食料の買出しをした後、サーキットに向かいます。

 

 

サーキットに到着したのが6時半ごろです。予定では6時ゲートオープンですが、相変わらず開いていません。しかたないのでオープンまで待つことに。結局開いたのは7時過ぎでした。


 助手席をはずして消火器を設置



 今回はピットが用意されています


 みんな雨のなか準備を急ぎます

 

ゲートオープン後は場内に入ってピットに向かいます。今回は本戦出場の為、ちゃんとピットが用意されています。受付をすませたら、車検に向けての準備です。レギュレーションに合わせて助手席をはずし、その位置に消火器を設置します。その他、ゼッケンを貼って終了です。

 

 

 

 

他のチームは雨の中、いろいろとセッティングをしたり、タイヤ交換をしたりと慌しそうです。


 

雨が降っているの為、ドライバーズミーティングは室内で行われます。今回からピットストップは最低でも5分間滞在することが義務付けられたり、給油のルールが変わったりで、いろいろと質問が飛び交っていました。


 さっそく新車の三菱『i』が登場


 中はかなり本気モードです。


 新フレームを採用したミッドシップエンジン


 

ドライバーズミーティングの後はビギナー耐久のフリー走行です。今回はなんと発売されたばかりの三菱「i」が参加しています。しかも内装はすべて取り外し、フルバケ・四点式ベルトが取り付けられています。足回りはオーリンズが入っているようでかなりレーシーに仕上げられています。既に我らのトゥデイを凌駕しています。さすが岡山、三菱のお膝元なだけありますねぇ。


 ちびっ子ドライバー参上!


 コースイン待ちの車。一番左が我らがトゥデイです。



 

次は四時間耐久のフリー走行です。ドライバーはbubuです。レギュレーション以外はノーマルな上にエコタイヤを使用している車なのでタイムはあまり期待できません。しかし、ウェットコンディションに苦戦しながらもビートとアルトについていけそうとのこと。で、予選は俺が担当することに。アルトとからむことはなかったのですが、たしかにビート(かなり改造してそうですが・・・)にはついていけそうな感じでした。


 ビギナー耐久のスタート風景

 

この後は、ビギナー50分耐久レースが行われました。

 

この間に予選結果が掲示されるのですが、なんと我がチームがビートとアルトを抑えて後ろから3番目に位置しています。アルトはダントツに遅いタイムなので何かトラブルがあったのでしょう。ビートの方はかなり僅差で競り勝っています。


 グローブは軍手です(笑)


 我らがトゥデイは後ろのほうです


 みえにくいので拡大


 さらに拡大。白いアルトの前です。


 まだローリング中です(汗)


 1コーナー進入


 最終コーナー


 スタンド前コーナー


 スタンド前コーナー立ち上がり


 後半になると故障車が続出


 渾身の攻めの走り


 レース後のフロントタイヤ

 

そしていよいよ本戦です。記念すべきデビュー戦のスタートを飾るのはbubuです。

 

 

 

 

 

 

各車ともコース上に出て、一旦、予選順位順にスターティンググリッドに並びます。我らがトゥデイは後ろから3番目です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてペースカーに先導されてローリングを開始します。

 

 

 

 

 

 

ここで早速アクシデント発生!本日のペースカーのペースが良すぎてローリング中だというのに既においていかれています(汗)ピットから見ている俺はスタート前だというのにすでに先行きが不安に。

 

 

 

 

 

何周かまわった後、ペースカーがコースからはずれていよいよスタートです。各車ともコントロールラインで振られている日本国旗を通過すると同時にアクセル全開で立ち上がって行きます。

 

 

 

 

我らがトゥデイはローリングのペースについていくのに既に全開必死(?)だったため、コントロールラインを通過してもそれほど加速しません(汗)

 

 

 

 

 

そんな珍スタートから数分も経たないうちに故障車が発生。白旗がでてペースカーが入ります。この隙に後ろのビートと一周差をつけることに成功。ちなみに最後尾のアルトはスタート直後のストレートで我らがトゥデイとビートをごぼう抜きしていき全然相手になりませんでした(汗)

 

 

 

 

故障車の処理が終わってレースが再開された頃には、雨足はかなり強くなっていました。

30分ぐらい経ったところで一回目のピットインでドライバー交代。ほんとはドライバー交代のみならピットロードで可能なのですが、今回はのんびりと完走目的なのでピットイン。ピットインは5分縛りルールがあるのでコースの状況や走った感じなどについておしゃべりしながら時間を潰します。

そしていよいよ俺がコースイン。雨足がますます強くなって、挙句の果てにオイル(ガソリン?) がコース上に流れていてグリップゼロ。少しでも無理するとドアンダーで止まらない曲がらないラップがのびない。我慢の走りでスタートから60分ぐらいで再びピットインしてドライバーチェンジ。この時点でファステストラップは1分43秒台。ビートに僅差で勝って後ろから2番目の順位です。

そして再びbubuがコースイン。このころから次第に雨足が弱まりだします。それと同時にビートが徐々にペースアップ。予選からは信じられないラップを刻みだし、あっさりと勝負にならない世界に行ってしまいました(汗)まぁ、これが本来の実力なのでしょうけどね。ドライセッティングだったので、雨天ではグリップしなかったのでしょう。そんなわけでここからはダントツの最後尾一人旅の始まりです。

しばらくして再びドライバーチェンジして俺がコースイン。途中一度ピットに戻ろうとしたが、bubuが睡眠しているのをみてピットロードを通過して再びコースイン(笑)。結局俺が一時間ぐらい走ってピットインしました。この時には雨は止み路面はかなり乾いてきています。オイルの影響もなく、かなりグリップがでてきました。このピットインの間にとりあえず給油することに。どれくらい減ってどれくらい入れたらいいかが良くわかんないので、適当にいれることに。で、二人でしばし休憩して今度はbubuがコースインしていきました。

その間にブラブラ歩いているとコントロールタワーに130分時点での結果が掲示されていました。結局ビートは違う次元にいってしまい順位は最下位。しかしラップタイムは1分33秒台までアップしており、前回のファステストラップ(1分30秒268)に近づいてきています。

bubuががんばり残り30分ぐらいで再び俺にドライバーチェンジ。この頃にはドライコンディションになっており、かなり攻めた走りをしてきた様子でかなり汗だくになってました。

最後は俺が今までのストレスを発散させるかのごとく攻めまくりました。で、感動(?)のチェッカーフラッグ。記念すべき第一戦を無事に完走することができました。

レース後に四時間走ったタイヤを見てみると、多少融けていますが全然減っていません。さすがエコタイヤ、この調子なら一年間はもちそうです。

 

 

レースの結果を集計して発表されるまでに帰り支度を行います。ナンバーを取り付け、助手席も取り付け、荷物を積み込みます。そうこうしている内に結果が発表されました。

記念すべき初戦の順位は・・・、27台中20位。ちなみに完走は20台なので最下位です(笑)しかしファステストタイムは1分26秒683を記録。前回からロールバーとプラグ、シートとベルトしか変えてないのにこんなに速くなるとは・・・。自分でもかなりビックリです。次回以降、足回りとまともなタイヤに交換したらもっと速くなりそうですねぇ。とりあえずの目標の1分20秒も射程圏内にとらえてきた感じです。周回数も一つ上の順位と3周差。ドライバー交代しまくってピットで20分以上過ごしていたことを考えると、追いつけない差ではなさそうです。本戦のレース運びや雰囲気も体験できたし次回にむけてかなりの収穫と手応えをつかみました。次回はもっと車を仕上げて、ピットワーク等の作戦も考えてチャレンジしたいと思います。目指せ、下位脱出!

 

 

ちなみに途中でデジカメの電池が切れてしまった為、表彰式以降の写真はありません。帰りはもちろん自走で家まで約3時間耐久。これが一番過酷だった気が…(汗)往復で6時間。レースでやく4時間半。合計10時間半。実質10時間耐久レース(汗)

 

 

最後に、今回の戦利品の紹介です。三菱『i』のカタログと『走る車付きボールペン』とキャンドルホルダーとミルクココアです。すべて三菱の人らが無料で配っていたものばかり(笑)いつかはレースに勝って商品をゲットしたいものです。

 


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