追加メーター(水温計)取り付け
今回取り付けたのはオートゲージ製の水温計です。ここの製品の特徴はなんといっても値段が安い。今回も値段につられてこれに決めました。が、安いだけあって(?)取り付けるのには苦労しました。なぜなら、説明書が英語の紙切れ1枚な上に、センサーとメーター、メーターの電源用の配線も自分で用意する必要があるんです。しかも配線の仕方も他社のメーターと比べたら複雑です。
それでも安いほうが良いという人にはお奨めです。
用意したもの |
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・オートゲージ製水温計 | オートゲージ製です。5000円くらい |
・ホースジョイント | 3000円くらい |
・ジョイントアダプター | 1000円くらい(一応、付属されていますが・・・) |
・防水シールテープ | ホームセンターで、2M巻きが50円くらい |
・導線 | センサーとメーター、メーターからの電源やアース取りに使用 |
・配線を束ねるチューブ | 100円ショップで購入 |
・メーターホルダー | |
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使用工具 |
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・メガネレンチ | バッテリーのターミナルを外すときと、ジョイントとセンサーを接続するときに使用 |
・ウォーターポンププライヤー | アッパーホースのバンドを緩めるときに使用 |
・カッター | アッパーホースを切断するときに使用 |
・電工ペンチ | 配線作業の必需品です |
・油性マジック | フレーム上でも目立つ色で |
●〜〜水温計センサーの取り付け〜〜●
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まず、水温を計るセンサーをエンジンルーム内のラジエターホースに取り付けます。ラジエターホースにはアッパーホース(エンジン→ラジエター)とロアホース(ラジエター→エンジン)がありますが、センサーはアッパーホースに取り付けます。ラジエターで冷えた水温を計っても意味がないですからね。センサーを取り付ける際はホースジョイント(別売)が必要です。
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作業の前にあらかじめ冷却水を抜いておきます。
作業内容 | |
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@アッパーホースとホースジョイントの接続 まず、あらかじめアッパーホースのどこにホースジョイントを取り付けるかを決めて、マーキングしておきます。
次にアッパーホースを取り外しマーキングした部分をカッターで切断します。
切断した部分にジョイントをはめ込み、ホースが抜けないように付属のバンドで締め付けます。
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Aホースジョイントとアタッチメント、センサーの接続 センサーとアタッチメントのネジ部に防水用のシールテープを巻きます。シールテープは時計回りに3回転ほどきつく巻きつけます。これをしないとセンサーのところから水が漏れてしまいます。
あとは、ジョイントとアタッチメント、アタッチメントとセンサーをそれぞれしっかり接続します。余談ですが、オートゲージの水温計にはアタッチメントが付属されていますが、ジョイントとアタッチメントのネジの径が合わず、途中でアタッチメントを買いに走るはめになりました。事前にこれらは調べておきましょう。
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Bアッパーホースの取り付け 最後は水温計アダプターが接続されたアッパーホースをエンジンルームに戻します。このときジョイントとアッパーホースは完全に締め付けず、アッパーホースを二つに分けて取り付けたほうが作業しやすいと思います。
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作業後は冷却水を戻し、必ずエア抜きをしておきます。
●〜〜配線の取り回し〜〜●
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オートゲージ製の追加メーターは配線が多く面倒です。それぞれの配線の接続先は左の写真のとおりです。
写真をみて分かるとおり、黒の配線と一番下のネジ部はアースを取るようになっています。また、赤の配線と右下の(+)のネジ部はイルミネーション電源と接続するようになっています。これが、配線をややこしくしている原因です。今回は作業の簡略化のために事前にこれら接続先が同じ配線をまとめました。
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作業の前に必ずバッテリーの(−)端子を抜いておきます。
作業内容 | |
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@センサーとメーターの接続 センサーとメーターをつなぐ配線をあらかじめ用意しておきます。このとき、メーターを室内のどこに取り付けるかによって配線の長さが違ってきますので、大体の位置を決めておきましょう。センサーから出ている配線にはあらかじめギボシが取り付けられているので、準備した配線の一端にそのギボシにあうものを取り付けます。センサーと準備した配線を接続したら今度は配線のもう一端をエンジンルームから室内に通します。ここで、問題となるのがどの経路で室内まで通すかということです。車によって違ってくるのですが、トゥデイの場合、エンジンルームの側面からフェンダーの裏を通して室内に通せそうなんですが、やってみたところフェンダー裏から室内に通すところがかなり窮屈でなかなか通せませんでした。フェンダーを外して作業すればできるんでしょうが…。ということで、今回はボンネットのヒンジからピラーとドアの隙間を通して強引に室内に通しました。見栄えはよくありませんが…。 あとはメーター側と接続すれば完了です。メーター側の取り付け位置は裏から見て左下にある(S)のネジ部です。
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Aセンサーのアース取り オートゲージ製の追加メーターはメーター側とセンサー側の両方でアースを取る必要があるようです。ということでエンジンルームでもアースを取ります。アースを取る位置を決めたら(フレームならどこでもよい)、それに合った長さの配線を用意します。一端はセンサーから出ている配線と接続し、もう一端はクワ型のギボシを用いてフレームに付いているネジに挟めばOKです。
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Bメーターと電源およびアースの接続 最後にメーターの電源をとります。ここで問題となるのは何処から電源を取るかということです。オーディオの裏からやヒューズボックス、配線の束を継いでいるカプラー等いろんなところから電源はとれます。今回はホンダ用のカプラーの説明書があったのでここから電源をとりました。また、ここからアースも取れるのでアースも一緒に取ることにしました。あらかじめメーターとカプラーを継ぐ配線を3本用意しておきます。今回必要なのはイルミネーション電源とACC電源、アースです。これらを分岐用ギボシで配線と接続します。そして配線のもう一端をそれぞれメーターからの配線と接続します。
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C取り回し位置 今回取り付けた水温計の配線の取り回し方です。エンジンルームからの配線はボンネットのヒンジ部からピラーとドアの隙間を経て運転席の足元に通し、ハンドル横のスペースに出しています。
カプラーからとった配線はステアリングのシャフトの奥を通して同じくハンドル横のスペースに出しています。
あとはこれらの配線を束ねてメーターに接続しています。 それぞれの配線は配線トラブルを避ける為に保護チューブで巻いたり、タイラップで固定したりしてすっきり(?)まとめています。
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作業内容 | |
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@メーターホルダーの取り付け ホルダーは写真のようにフード、ホルダーの順に通し、最後に留め金でボルト止めします |
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あらかじめメーターを固定する位置を決めておき、そこにホルダーを固定します。
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あとは先ほどの写真のとおり、メーターを設置して配線を接続して完了です。 |